レガシィB4 BE5のスペック
レガシィB4のBE5モデルは、排気量が1994ccで4ドア、フルタイム4WDが基本スペックとなっています。
定員は5名まででAT車とMT車が用意される、この点もグレードに共通するスペックの特徴です。
AT仕様のグレードは4ATシフトで、MT仕様は5MTシフトが採用されます。
燃費はレガシィB4譲りで、BE5モデルのグレードによって違いますが、リッター約11kmから約14kmの範囲内に収まります。
このモデルは189万円から323万円の範囲で販売が開始され、約5年もの間レガシィブランドを背負っています。
レガシィB4の良さは、BE5モデル以降にも受け継がれているので、大幅なスペックの変更を経験したB4は重要なモデルだといえるでしょう。
全てのBE5モデルに通じるのは、全長4680mmや全幅1695mmに全高1515mmといった、車両のベースに由来する共通点です。
レガシィB4はボディタイプこそステーションワゴンやセダンタイプ、クロスオーバーSUVなどありますが、基本的な部分は共用されています。
4WD駆動のスペックも変わりませんし、走りの良さや特有の乗り心地など、フィーリングに関する共通点もあります。
車両の重量は1460kgが基準で、当然ですが搭載するエンジンやオプションによって違ってきます。
エンジンは2Lや3Lタイプが用意されていて、前者はシーケンシャルツインターボ、後者には水平対向6気筒が採用済みです。
間には水平対向4気筒を搭載したグレードもあるので、実に多様性と選択肢が充実しています。
サスペンションは前ストラット後マルチリンクですから、こちらもレガシィB4らしい乗り心地に繋がっているわけです。
最小回転半径は5m半ばとやや大きめですが、全長を考慮すれば妥当ですし、大回りなところが味ともいえます。
このモデルチェンジではFF車がラインナップから外れ、全グレードを4WD化するなど大胆な変化を遂げた経緯があります。
同ブランドにおいて、乗り心地や燃費性能などを徹底的に追求することが、開発時のコンセプトになっています。
スペックはまさに当時の開発陣の執念から生まれたもので、BE5モデルという完成度の高い車の実現に至ります。
ボディデザインの基本は継承されていますが、中身は大きく変わっていて、乗り心地にも変化がみられます。
あまり数値には表れない部分ですが、安全性能の強化に取り組み優れた評価を得ているので、総合力を持ち合わせる魅力的な車です。
レガシィB4 BE5の馬力は凄いのか?
レガシィB4のBE5モデルは2,000CCで260馬力と言う現在の車種の中では非常に驚異的なスペックを持っています。古くは2,000CCにターボチャージャーやスーパーチャージャーを搭載し200馬力を超える力を持った車種は非常に多かったのですが、現在では多くの自動車がエコカーとしての要素を備えるようになっているため、馬力よりも必要最小限の努力と効率的に燃料や動力を消費する構造を重視している傾向が強いためです、
しかし自動車を運転する上で馬力がある事は様々な面で大きな効果をもたらします。運転に慣れている人であれば馬力の大きな自動車の方が運転がしやすく、またいざと言うときの危険回避にも役立つことはよく知っており、現在の電気自動車やエコカーに対しては懐疑的な考え方を持っている人も少なくありません。
BE5モデルは2,000CCのエンジンにターボチャージャーを二基搭載し動力性能を強化したモデルとなっており、加速性能は国産車の中ではトップレベルとされています。そのため現在の国産車の中では非常に特殊な存在となっている傾向があり、現在でも中古車市場で非常に人気の高い車種となっているのが特徴です。
さらにBE5モデルの特徴はそのパワーだけではなく、これを支える脚周りにも十分な性能が導入されていることです。大きな力を効率的に路面に伝えるために高い性能の部品を利用するとともに、ブレーキ性能についても非常に高い能力を持ったものを搭載しており、単に動力性能が高いと言うだけではなく自動車として基本的な機能である曲がる機能と止まる機能を高いレベルで実現している車となっているのです。
残念ながらBE5モデルもレガシィが生産打ち切りとなったことに伴い現在は生産されていませんが、高い動力性能とともに室内の居住空間も充実させていることが大きなポイントとなっているため、自動車の運転を楽しみたいユーザにとっては憧れの車となっています。単に動力性能が高い車は当時様々なものがありましたが、その中で自動車の機能を十分に果たすため居住空間やデザインにも気を配っている点は当時から話題となっており、現代においても1つの自動車の理想的な形として注目されている車種となっているのが特徴です。中古車市場では比較的高値で取引されることも多く、また購入希望者が多いことからなかなか購入の機会を見つけることが難しい車種であることも特徴となっているのです。
レガシィB4 BE5の評価
世界的に支持率が高い数々の名車が揃っているスバルの中でも、メーカーを代表する顔と言っても過言ではない車種としてあるのがレガシィです。
レガシィと言えばバンをスタイリッシュかつスピーディーにさせたツーリングワゴンというステーションワゴンの印象が強く持たれていますが、実は自動車としての基本形でもあるセダンタイプも販売されており初代から注目しているファンの中ではセダンの印象の方が強いほどです。
そうしたレガシィの中でも最大のヒットになったのがBE5モデルなのですが、BE5モデルからはモデル名の最後にB4という名称を用いるようになりレガシィB4という名称で販売されるようになりました。
以後、今日に至るまでB4と言えばステーションワゴンとセダンの2種類が展開されている中、セダンタイプの事を指す判断基準として認知されています。
そのようなB4という単語を車両名の最後に用いるようになったのは、ボクサーエンジンという愛称でも愛されているスバルならではの水平対向エンジンが関係しており、ボクサーエンジンと共に4WDも搭載しているという事で各々の頭文字を取りB4と名付けられました。
そういった水平対向エンジンは一般的な自動車のようにエンジンの内部にてピストンが上下運動を繰り返すのではなく、左右に向かって動くという特性を持っているのでエンジンを始動している時に自動車に生じる揺れが小さく乗り心地が良い上に、重心を下方向にする事ができるため直進はもちろんコーナーリングをする時にも地面に吸い付くような安定感を与えてくれます。
重心を下方向で維持する事ができるという事は整備されたアスファルトの路面のみならず、雨が降っていていて濡れている路面や雪が積もっていて滑りやすい路面でも横滑りする事無く安心感をドライバーに与えてくれるとしてユーザーから高い評価を得ています。
また、物理的にピストンが上下運動を行うわけではないのでボンネットの高さを一般的な自動車に比べて低くする事ができ、車両全体のシルエットを低くしスタイリッシュに見せられるようになっています。
そのように水平対向エンジンの恩恵によりボンネットが低くなり、停車している状態でもスピード感を感じる事ができる外見上の様相もレガシィB4の評価がいつまでも高い所以です。
さらに、レガシィB4の中でもBE5モデルが過去最高と言われ続けているのはスバルが得意としているターボの力強さが取り分けて感じられる仕上がりになっている事も挙げられます。