レガシィツーリングワゴンの燃費は悪いのか？実燃費を紹介！

レガシィツーリングワゴンは、愛用者の間で燃費が悪いとの評判があります。
最終モデルは2012年の発売なので、最新の車と比べれば良くない可能性は考えられますが、大切なのは実際の性能を確認することです。
この車は4WD駆動の5人乗り4ドアセダンで、1500kgオーバーという重量が特徴です。
用途や目的が引き継がれた後継モデルは、1リッターあたり約15kmの性能なので、一つの目安として念頭に置くことができます。
肝心の旧型に位置するツーリングワゴンは、実燃費が約10kmとなっていて、最新のカタログスペックよりは落ちる数字です。
しかし、噂ほど極端に悪い値ではありませんし、4WDのレガシィという性格を考慮すれば納得できる程度です。
燃料の消費量よりもパワーや走りを重視する車なので、カタログスペックが弱かったり、実際の数値が低めに出るのも不思議ではないことです。
リッター10kmの数字はレギュラー時のもので、ハイオクにすると更に落ちる傾向です。
数値は1km以内に収まる位で、レガシィのグレードによっては誤差の範囲内ですが、基本的に燃料はレギュラーを選ぶのが無難でしょう。
これまでに販売されたツーリングワゴンは、全部で5つの世代となっています。
世代が代わるごとにカタログスペックは向上していますし、実測値もアップする結果に至ります。
それでも4WDの範疇は超えませんが、実用面が改善されて良くなったのは確かです。
改良に改良が加えられた最終モデルに至っては、1リッターで11kmに迫る性能向上を果たしたほどです。
大幅な性能アップではないものの、着実に進化をし続けたのは事実で、カタログスペックに近付けようとしたメーカーの努力が垣間見えます。
これらの数字は実測値の一例に過ぎませんし、路面の状況や燃料の質によって変わることがあります。
また、ドライバーの運転技術やスタートストップの仕方も影響しますから、実燃費に表れる数字はもう少し広範囲で多様です。
最新モデルのレガシィツーリングワゴンを上手く乗りこなすことができれば、リッター12kmを達成するのも夢ではなくなります。
実際にこの数字を叩き出しているケースもあるので、決して実現は不可能ではないといえます。
逆に、旧式のモデルが数値を上回ったり、1994年モデルで11kmに達している結果も存在します。
実燃費は変動するのが珍しくないものですが、世代を超えて近い数値が出ているのは、ある意味で興味深いところです。
理由として考えられるのは、路面状況が大きく掛け離れていたり、測定条件に大幅な違いがあるなどです。
いずれにしても、誤差が生じるのは仕方のないことなので、実測値は絶対ではなくあくまでも目安だということです。
カタログスペックは代々向上していて、実際のエネルギー消費が効率化しているのも本当です。
2012年モデルだとリッター約14kmに到達しているので、多くのライバルと比較しても、レガシィツーリングワゴンは大きく劣らないです。
むしろ、改良に成功してネガティブな評判を打ち破ったところで、販売が終了になったのが残念なところです。
このまま改良を加え続けることができていれば、実燃費の良い4WD車として、もっと人気が上がっていた可能性があります。
最終的なレガシィツーリングワゴンの評価は、ほぼ満点で総合的に満足度が高い車となっています。
初代の中にはリッター10kmを下回るグレードもあって、一時は性能の向上に伸び悩んでいましたが、最後には評判を跳ね除ける性能を見せ付けます。
エクステリアやインテリア、それに乗り心地に費用対効果といったバランスは、総合的に高く評価されている部分です。
後は燃料の無駄がなくなれば大満足、そういったあと一歩理想に届かない、惜しい部分があった車だといえるでしょう。
ハイブリッド車や高性能な車のドライバーから見ると、カタログスペックの時点で見劣りすると思われます。
ただ、それは燃料の種類が異なる点が根本にありますし、目的や用途も違うので燃費に差が生じるのも当然です。
街中ではハイブリッド車などに負けてしまいますが、険しい山道や路面状態が良くない環境では、4WDのこちらの方が快適な走りが得られます。
燃料的に見ても、走る場所が異なれば最終的に表れる数字にも差が生じます。
優位性は路面によって大きく左右されますから、異なる車種を直接的に比較して優劣を付けるのは困難です。
4WD車はパワフルな走りやエンジン音、2WDとは違う乗り心地や走行性能が楽しめます。
少なくとも、エネルギーコストを優先して選ぶ車ではないので、用途を間違って選択すれば悪いという印象や評判に行きつきがちです。
性能だけなら他に良い車はありますが、総合性能や乗り心地の個性的な部分は、他の車では感じることが難しい魅力です。
最新モデルならまずまずの性能ですから、選択肢に加えたり検討してみる価値があります。