レガシィのツーリングワゴンBR系(5代目)は、ベーシックでリーズナブルな価格設定となっています。日本で発売される前には、ニューヨークで開催されたオートショーでその姿がお披露目となり、今までのスバルの車のデザインとはまったく違ったボリューム感を演出しているのにも関わらず、リーズナブルな価格で注目を集めたと言っても過言ではありません。
レガシィツーリングワゴンBR系(5代目)のおすすめするべき理由とは!
本来このレガシィツーリングワゴンは、ほど良くコンパクトなサイズを継承していてデザインは質実剛健、ライバルの車よりも少し割高となっている価格の設定が戦略であり、それが王道とされるものでした。
そして価格が割高な分、走行性能にはしっかりとこだわりを持っていました。レガシィツーリングワゴンは、元祖ステーションワゴン(グランドツーリングワゴン)という一大ブームを起こした車ですが、ワゴンが全滅しそうな昨今の危機の中においても、生き残るために今回も満を持して発売されています。それは今までの伝統だけに縛られることなく、多くの利用者の安全性だったり快適性だったりとかも重要視しているというメ-カ-としての姿勢を表していることだと思います。
ここ最近の傾向としては、コンパクトカーや軽自動車、ミニバンが圧倒的な人気を誇っている中、レガシィツーリングワゴンBR系(5代目)はエンジンとボディを拡大してプレミアム感をアップさせ、アルミボンネットフードを廃止したという部分もあるものの、リーズナブルだと感じさせるような価格設定で登場をすることになりました。
ミニバン系などは避けたいというときの選択肢に、ステーションワゴンは非常に重要な役割を果たすことでしょう。スーツ姿で乗っていても、決しておかしくないうえに、しっかりとしたプライベート感も確保されているのが特徴です。それでいて時にはファミリ-カ-としての使い方をしたりとそれだけでなくて、今のライフスタイルを一切変えるこなく新型車を購入することが出来るというのは、消費者側からすればかなり使い勝手の良い有難いポイントだと言えるでしょう。
このレガシィツーリングワゴンBR系(5代目)のボディサイズは、4775mm、1780mm、1535mmのDセグメントサイズとなっており、室内も車体も以前のレガシィツーリングワゴンより大きくなっているので、広々とした印象を受ける車となっています。室内の幅は従来よりも10mmほど大きくなっている状態です。この10mmというのは、数字上ではたいしたものではありませんが、車内全体の空間でみると凄く広くなっているのがわかるかと思います。
実はセンターコンソールの幅も以前よりも大きくなっており、運転席と助手席の間が離れたという部分に関しては、4代目に乗ったことがある人であれば、すぐに気づくところでしょう。よって、大人の男性が2人乗車したとしても快適性は保たれるでしょう。そしてセンターコンソールの幅を広げることで、装備品の豪華さをアピ-ルさせることができ、より高級感をイメ-ジさせることにも貢献しています。
全長も全幅もボディサイズが大きくなっていて、ホイールベースが長く取られていることによって、後部座席もかなり広々とした印象を受けます。これは長時間ドライブをしても、広々とした車内のおかげで窮屈さはあまり感じられないことでしょう。後部座席の広さは、セダンタイプだけでなくこのツーリングワゴンとしてもやはり人数を多く載せることができるというのは、重要なことであります。
また、リアシートの足下部分も広くなっています。どのような時代であっても、広くてリーズナブルな価格の車は好まれるものです。5代目もこの点は、日本だけでなく海外においても高く評価されることでしょう。先代と比べてみれば、リアシートの広さがポイントです。大きな体格の人がリアシ-トをゆったりと座ることができるのは、ツーリングワゴンとしての魅力ではないでしょうか。
4代目までが如何にして狭かったかということが分かることでしょう。車が好きな人からしてみれば、車内が以前よりもかなり広くなったというのは嬉しいニュースだと言えます。横幅が特に広くなっていることでこれに関しては解放感をもたらし、優雅で高級感に繋がっています。
快適で広いスペースがあるからこそ窮屈ではなく、くつろぎながら運転をすることが出来ます。低回転からのトルクのあるエンジンを装備しているので、優雅な大人の上質な走りを実現しているうえに、燃費性能のアップにも安全性にもしっかりと貢献しているのです。
しかしながら内装に施してあるデザインは、いわゆるアニメデザインに近い感じになっています。このアニメデザインは、もしかしたら日本の原点に返るデザインと言っても良いかもしれません。これはスバルらしいといっても過言では無いインパネの部分のデザインは、如何にもアニメチックなデザインです。だからといってちゃっちいわけではありません。
直線を多く使った内装のさまざまなパーツ、そしてシンプルなシルバーのパーツなど、これらのいろいろな要素が相まって、独自のデザインを確立しています。ぱっと見は高級な感じはありませんが、コミカルな雰囲気が好きな人には、受け入れるデザインと言えるでしょう。
ドアパネルの部分は代々のレガシィと同じ感じでつくられています。従来からの低い質感と無骨なデザインは、スバルの車におけるアイデンティティだと言っても過言では無いと言えます。しかしながら、今回の5代目ではスバルの中ではこのレガシィツーリングワゴンBR系(5代目)は上級車種に入るようで、スイッチは数多く付いています。スイッチがたくさん付いていると、若干高級に見えてくる感じがします。
ブレーキに関して言えば、昨今のスバルらしさが存分に出ているブレーキです。国産車を全体的に見て昨今の安全性を高めていくなかでの方向性が、ブレーキの性能レベルを一気にひき上げているので、このレガシィツーリングワゴンだけが特にブレーキを特別仕様にしている訳ではないものの、扱いやすさは比較的高めだと言えます。ただスバルのメ-カ-としては、ラリ-などでの競技レベルで培ってきた技術がここ市販車レベルで高い技術を出せているという表れです。
たとえばレガシィツーリングワゴンBR系(5代目)においては、ABSが入ってくるのは比較的遅く、あまり早くにABSに入って欲しくないのであれば、このレガシィツーリングワゴンBR系(5代目)がおすすめとなります。ABSの技術もただ効けばよいものではなく、効き方効かせ方というのが大切になってきますから、十分に検討したいところです。
レガシィツーリングワゴンBR系(5代目)はおすすめなのか(まとめ)
全体的にボディサイズをはじめとして、装備、性能などを見てみるとレガシィツーリングワゴンBR系(5代目)は、コストパフォーマンスはかなり高い車だということがここで解ります。コストパフォーマンスの良さを追求する人からすれば、良い車だと言えますし購入する検討対象として十分な車であると思います。またワンボックス車にはない、ファミリ-感も少なく高級感あふれた雰囲気を保てるワゴンタイプの車としては、レガシィツーリングワゴンBR系(5代目)は外見としても十分かっこの良いクルマであると思います。