レガシィツーリングワゴンの中古車を購入するつもりなら知っておいた方が良いポイントが何点かあります。レガシィツーリングワゴンは昔からスバルと言えば「レガシィツーリングワゴン」と言われる程、歴代のモデルから人気をしていました。一時期レガシィワゴンブ-ムもあった位ですから、その中古車というときっちり見極めていかないと、車ごとの個体差が割とあります。
レガシィツーリングワゴンの中古車とは!
まずレガシィツーリングワゴンは、後から取り付けた部品と最初から付いている部品の見極めをしっかり行いましょう。たとえば、外観だけでなくボンネットを開いて内部まで見ることが大切です。
レガシィツーリングワゴンは基本的に組み立ててから塗装を行っています。
そのため、カラーリングが剥がれている場合は、後から部品を取り換えた可能性が高いと考えられます。そのため、ボンネットの内部も含めて隅々までチェックしていくのが望ましいです。
もちろん取り替えたからといって品質が必ずしも落ちるとは限りませんが、なるべくオリジナルに近い方が良いというのであれば、しっかりチェックを済ませることが欠かせません。
ただしカラーリングが途切れていても、必ずしも後付けとは限らないので注意してください。たとえば後部座席のドアに使われている油圧パイプもその一つです。組み立てる段階でネジを施工するのでそのような仕様になっています。
ただしモデルなどによって異なる可能性があるので、疑問に感じたらスタッフに確認したほうが安心です。その他にもエンジンの調子を音で確かめる方法もありますが、プロでないと十分には分からないでしょう。
一方で、バリエーションで判断する方法は素人でも簡単に行えます。レガシィツーリングワゴンはとても歴史のあるシリーズであるため、これまでに販売されたバリエーションは豊富です。基本的な構成は変わりませんが、バリエーションごとに異なる特徴もあることを覚えておきましょう。
あまり古いものを選ぶと、メンテナンスに苦労する可能性があります。クラシックカーほどではありませんが、部品の入手が難しいケースも多くなると懸念されます。
古くなるとその分だけ劣化も進んでいるので、メンテナンスの頻度も増えやすいです。そのため古すぎるモデルは避けるのが無難ですが、新しいモデルは新車と大して変わらない価格であることも珍しくありません。
つまり、いろいろな観点からバランスを検討したうえで選ぶことになります。
レガシィツーリングワゴン中古車を歴代のモデルごとに検証してみた!
そういう意味では、3代目以降のモデルを選ぶのが無難といえるでしょう。3代目は近年のモデルtと比べると格安ともいえる価格なので、予算的に問題が生じることは少ないはずです。
また、2000年代に入ってからも売られていたモデルなので、探せば部品を入手できる可能性が高いです。このように価格とメンテナンスのバランスが良いので、購入した後に大きな失敗をしたと感じるリスクを減らせます。
さらに3代目はシリーズの成熟期を迎えていたことも大きなポイントです。走行の喜びや乗車中の安心感をコンセプトとして掲げており、ワゴンに必要な要素を多く兼ね備えています。
ツーリングを主要な目的とした自動車としては、非常に完成度が高くなっており発売当時の評判は上々でした。セダンをもとにして仕上げるのではなく、開発のスタート時からワゴンをベースにしていたことが大きな特徴になっています。
このような経緯があるため、ワゴンやツーリングに重点を置く人が中古車で選ぶ場合の有力な選択肢の一つです。
出費は抑えたいけど少しでもコンディションが良いものを選びたいなら、3代目ではなく4代目を選ぶという方法もあります。当然ですが4代目は後発なのでコンディションの心配は少なく、価格もそれほど上がりません。
コストパフォーマンスを第一に考えるのであれば、最有力の候補になりうる存在です。それよりコンディションが良いものを望むなら5代目も視野に入れることになります。このように自分の重視する要素によって適したモデルが変わってくることは重要なポイントです。
ひとくちにレガシィツーリングワゴンといっても、年代によって違いがあることを忘れてはいけません。
レガシィツーリングワゴンに共通するチェックしておくべき事とは!
またシリーズを通して持っている魅力についても確認しておきましょう。他のメーカーの自動車には見られないような特有のレイアウトが大きな魅力です。さらに視認や操作のしやすさにも定評があり、安全性が高いことで知られています。
もちろん快適な走行やスムーズな使い勝手も広く知られた魅力といえます。中古車を選ぶときは、このような魅力が損なわれていないかチェックすることも大事です。これらは見ただけでは判断が難しいので試乗をさせてもらって判断するのが得策です。
たとえば走っていて快適さを感じないなら、エンジンに不具合があるかもしれません。明らかな異音がしない場合でも、オイル漏れがないことなどを確認してください。
また、電装品についても忘れずに点検しておく必要があります。中古車の場合はエアコンが効きにくいケースが珍しくありません。パワーウインドウなども修理すると大きな出費につながるので不具合がないか調べることが大切です。
その他にも、荷室の汚れなどもチェックすべきポイントです。ひどい場合は原状回復できないケースもあるので気を付けましょう。
レガシィツ-リングワゴンの中古車選びで抑えるべきポイント(まとめ)
基本的にレガシィツーリングワゴンにかかわらず、どんな中古車でもまず外観をざっとチェックすることから始めます。もちろんお店に展示しているのは綺麗に洗車されていますが、光の反射具合とかでなんとなく修正が加えられていたりとかがわかります。前のオ-ナ-がどこまで丁寧に大切に乗られていたかがなんとなくでも、わかったりします。
タイヤの減り具合も簡単にチェックできますから、見ておいたほうがいいと思います。4つともほぼ均等に溝が減っていれば問題はないのですが、どれか1つだけ新しいタイヤだったりとか、片面だけとか一部だけとかの溝が減っていたりすれば、その車に何かあったと疑ってよいでしょう。
あとフレ-ム関係が事故車でなくとも、へんなジャッキアップをしたりすれば多少ねじれたりもしてきます。歩道路肩に止めたりばかりしていれば、多少たりともゆがんできます。一時期の中古車やスポ-ツタイプの車ほどではありませんが、ツーリングワゴンの使い方上そこら辺にも気をつけた方がいいかもしれません。
内装面に関しても綺麗にクリ-ニングされていますでしょうが、ハンドルのガタツキや合皮のやつれ具合、シ-トの座面の擦り切れ具合、背もたれの角度調整の具合、内装モ-ルのゆがみや取り換えされていれば、他の面との光沢の違いも出てきていますので確認が必要です。
ツーリングワゴンであるが故にラゲッジル-ムにはさまざまなものが載せられていたはずですから、サスペンションの経たり具合も含めてチェックが必要です。又、なにか濡れたものや、海水を含んだものを載せていた場合は、内装の内張りを少しめくった場合、さびが出ている場合もあります。
いずれにせよ、そこのお店の人の対応や雰囲気をもとに、検討して気になる車は必ず試乗をすることが一番大切です。出来る限り長い間ノ-メンテナンス(修理)で乗ろうと思うと、基本的なことは面倒でも怠らないことですね。